葉酸サプリと不妊治療は関係あるのか?
葉酸サプリが
不妊治療中の方の排卵や卵子の成長に効果がるのか
どうか調べてみました。
葉酸サプリが妊娠する人にとっていいのは間違いないのですが、
だからといって葉酸を摂ることによって妊娠しやすくなるというわけではない。
簡単に言えば、
葉酸は妊活中や妊娠初期などに
必要な栄養素が入っているから
妊娠前から摂るサプリなんです。
つまり、
女性に必要な栄養素が入っているから、
普段から飲んだほうがいいということなんですね・
また、女性にとっていいというだけではなく、
赤ちゃんにとっても先天性異常など
のリスクを軽減するということがわかっています。
だから、
葉酸を普段食事の中から、あるいは足りない分は葉酸サプリで
摂取するということなんです。
葉酸が不足した場合は、どんな影響があるの?
葉酸は
ほうれん草とか枝豆、モロヘイヤ、パセリ、芽キャベツなど野菜類、
鶏レバー、牛レバー豚レバー、卵、など肉卵類、
その他に穀類、豆類、魚類、海藻類などから摂取することができます。
葉酸は妊娠中には積極的に摂る必要があるのに、
水溶性のビタミン、栄養素なので
カラダに留めておくのが難しいといわれています。
だから、
その時期だけは葉酸が不足しないように
葉酸サプリで補う必要があります。
ここで葉酸が不足するとどういう影響が出るのか、調べてみました。
妊婦さんが葉酸不足なると、
・神経管閉鎖障害
脳や脊髄等が形成される妊娠4~5週頃におこる先天異常で
出生した赤ちゃんの1万人に約6人の割合でみられる。
・二分脊椎症
脊髄の神経組織が障害され、歩行障害、尿大便失禁など
一生病院にかかり続けなければ重い病気です。
・無脳症
神経管上部で閉鎖障害になると脳の形成不全となり、
無脳症になり、この場合は流産や死産の割合が高くなります。
など赤ちゃんに影響が出る重い病気があります。
いずれも母子ともに一生付き合っていかねばならない、重い病気、障害です。
これはほんとにつらいものがあります。
だから、
葉酸を摂取することでこれらの病気を70%以上も軽減できるのです。
このような障害が赤ちゃんにおこらないためにも妊娠時は特に葉酸を
摂る必要があります。
葉酸の摂りすぎはカラダに影響ありますか/副作用はないのですか?
葉酸の摂りすぎが心配ってこともあるかもしれませんが、
どのくらいがいいのかちょっと調べてみました。
葉酸の一日の摂取量はどのくらいが適量なのか
- 成人男女の場合は1日/200μg
- 妊婦の場合は1日/400μg(厚労省推奨)
- 授乳期の場合は1日//280μg
- 許容上限摂取量は1日/1000μg
ということです。
ただし、
一日の摂取量が1000μg超えた生活を続けた場合は、
副作用のリスクもあるといわれています。
葉酸を摂りすぎた場合の副作用は、
不眠、食欲不振、吐き気、むくみ、掻痒、
紅斑、呼吸障害などの症状や
胎児の喘息のリスクが高くなることもあるようです。
しかし、
葉酸サプリの用法、用量をしっかりと遵守すれば摂りすぎ、
過剰摂取による疾患は起こりません。
そして、葉酸は水溶性ビタミンということですから、
過剰に摂った分はオシッコとして体外へ排出されます。
なので、あまり敏感にならなくてもいいというのが現状のようです。
葉酸は神経管閉鎖障害児の出生リスクを
70%を軽減することができるといわれてますので、
妊活中から妊娠初期、授乳期には葉酸は摂取したほうが良いです。
ちなみに海外では
葉酸入りのシリアルやパスタなどがあるようですよ。
つまり、
妊婦には葉酸が必要ってことが認識されているんですね。
その点、日本では
2000年12月に厚労省によって1日/400μを摂ることがのぞましい
(母子手帳明記)
という発表があったのですが、まだ認識不足のようです。
だから、妊活中、妊娠中、あるいは妊娠の可能性がある女性は
葉酸について認識を高めてほしいですね。